2026年6月12日、経営管理層が抱える特有の悩みを本音で語り合う「CFOクローズド交流会」が開催されました。CFOは社内でも共有できない機密情報に触れたり、財務規律の観点からブレーキをかけたりすることもあり、社内で孤独を感じやすい立場です。今回の交流会は、CFO特有の実務課題を率直に共有できるネットワークづくりを目的に、株式会社AGSコンサルティングとCPAエクセレントパートナーズ株式会社が主催しました。本レポートでは、オーナーと上手に付き合う秘訣や自己流のメンタルケアにまで及んだ議論の様子をお伝えします。
目次
- 開催概要
- 開会あいさつ:「クローズドならではの気付きを得てほしい」
- ディスカッション1:CEOとの関係次第?丁寧に信頼を築くCFOたち
- ディスカッション2:重圧は共通課題。自分なりのメンタルケアを
- 閉会あいさつ:「名刺交換だけで終わらない、濃密なつながりを」
- アンケート満足度90%を達成。実務やキャリアのヒントに
開催概要
| 日時 | 2026年6月12日(金)18:00~20:30 |
|---|---|
| 会場 | CPASS LOUNGE |
| 参加人数 | 27名 |
| 主催 | 株式会社AGSコンサルティング CPAエクセレントパートナーズ株式会社 |
| 内容 | オープニング グループディスカッション 1.オーナー・CEOとの関係構築 2.CFOの憂鬱・孤独そしてメンタルケア 懇親会 |
開会あいさつ:「クローズドならではの気付きを得てほしい」
会場に到着した参加者は、それぞれ指定されたテーブルに着席していきます。テーブルごとに4~6名に分かれ、ディスカッションのグループをつくっていただきました。早くも名刺交換したり、笑顔で談笑したりする様子が見られ、会場は開始前から熱を帯びていました。

交流会の冒頭、CPAエクセレントパートナーズの国見健介代表取締役社長は「クローズドな環境を活かした本音のディスカッションで、多くの気付きを持って帰っていただきたい」とあいさつ。日ごろの付き合いでは、外に出せないような深い悩みを共有し、有意義なネットワークづくりと学びの機会になるよう期待を寄せました。
ディスカッション1:CEOとの関係次第?丁寧に信頼を築くCFOたち
最初のグループディスカッションは「オーナー・CEOとの関係構築」がテーマです。成長投資による事業拡大に熱心な経営トップと、財務規律を重視するCFOは、立場が異なります。こうした構造的な課題に対して、参加者は「どのようなマインドで対処すべきか」「どのような関係性が望ましいか」など、自社の具体例を共有しながら、積極的に議論を交わしていました。
数十分間のディスカッション後、AGSコンサルティング(以下、AGS)の代表取締役社長、廣渡嘉秀がファシリテーターを務めました。どんな意見が出たのか各テーブルに聞いて回ったところ、以下のような声が聞かれました。
- 時にはオーナーと意見の食い違いもあるが、丁寧なコミュニケーションが全ての前提になる
- どれほど綿密に準備をしても、CEOの考え方次第で結果が変わることがある。伝え方の工夫やタイミングを見計らう努力も必要
- 急な体制変更でオーナーが変わった。地道に信頼関係を築き、相手の人となりを探っていくステップは重要だ
ある上場企業の参加者は、感想として「会社の成長フェーズや上場の有無に違いはあっても、CFOとしての根本的な悩みは共通する部分がある。率直に話し合えば、他社の事例は有効な対策になりうる」との気付きを共有。まさに、クローズド開催の利点が詰まったコメントでした。

ディスカッション2:重圧は共通課題。自分なりのメンタルケアを
続いてのディスカッションは「CFOの憂鬱・孤独そしてメンタルケア」がテーマでした。CFOは、インサイダー情報や人事、M&A案件など、社内で相談しにくい機密情報に触れる立場でもあります。2回目のディスカッションは、ビジネス上の関係では話題にならないテーマにあえて設定しました。参加者同士で「どのような孤独と向き合っているのか」「どのように自らの心をケアしているのか」について、語り合ってもらいました。
AGSの廣渡が各テーブルに議論の様子を尋ねると、以下のような発言がありました。
- 外部要因などで株価が低迷すると、CFOとしては有効な打ち手がなくなり、会社に貢献できていないという焦りが出る
- 財務のみならず、総務や法務、人事、内部監査までカバー領域は広い。不足しがちな時間をいかに配分するかが重要だ
- 重圧はやりがいと表裏一体。体を動かすなど自分の趣味に没頭して楽しく過ごすことでメンタルケアできる
責任から生じるプレッシャーが共通認識として語られた一方、メンタルへの影響には個人差があるようでした。大きな負荷を感じている参加者を含め、各テーブルでは前向きに意見交換する様子が見受けられました。
閉会あいさつ:「名刺交換だけで終わらない、濃密なつながりを」
白熱したグループディスカッションの後は、立食形式の懇親会に移りました。グループの垣根を超えて名刺交換をしたり、引き続きディスカッションテーマを議論したりする場面が見られました。

その後、AGSの廣渡は閉会あいさつに立ちました。クローズド交流会の本質的な意義について「単に集まって名刺交換をするだけでは面白くない。一歩踏み込んだ立ち入った話をして、濃密なコミュニケーションとネットワークを築くことが最も重要だ」と述べました。そのうえで「社外のネットワークが希薄になりがちなCFOにとって、最良の場を提供していく」と強調。今後も、質の高いコミュニティとネットワーキングの場を企画していく方針を示しました。
最後は、次回への期待を込めて参加者全員での一本締めが行われ、大盛況のうちに幕を閉じました。
アンケート満足度90%を達成。実務やキャリアのヒントに

本交流会で実施したアンケートからは、参加者の極めて高い満足度が示され、質の高い意見交換が今後の実務やキャリアを考えるうえでの重要な示唆を与えたことが分かりました。
交流会の満足度を尋ねると、参加者の90%が「満足」という回答を寄せてくださいました。満足度の理由としては、以下のような声がありました。
- 近しい悩みを抱えている方々と意見交換できて有意義だった
- CFO職はなかなか悩みを打ち明けられないが、いい話ができた
- 経験豊富な参加者の実例を聞くことで、実務やキャリアのヒントを得られた
- 参加者の業界が多様で、時間配分もちょうどよかった
AGSは今後も、関わる全てのクライアントの方々と共に、次なる成長を導く環境づくりに邁進してまいります。
