【イベントレポート】会計ファイナンス人材 Conference 2026:グローバルで活躍するためのヒントを探る

【イベントレポート】会計ファイナンス人材 Conference 2026:グローバルで活躍するためのヒントを探る

2026年7月5日、会計・財務のトップランナーや経営層が集う「会計ファイナンス人材Conference 2026」が開催されました。計20を超える講演やセッションが設けられ、その一つ「グローバル会計人材の仕事術」に、AGSグループ(以下、AGS)代表の廣渡嘉秀が登壇。多国籍チームを率いて世界で成果を出すための条件や、日本人としての強みをどう発揮するかについて議論を交わしました。本レポートでは、セッションで語られたグローバル人材の現状や参加者への熱いメッセージをお届けします。

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開催概要

本カンファレンスは、公認会計士資格スクール「CPA会計学院」などを運営するCPAエクセレントパートナーズ株式会社(以下、CPA)が主催する、国内最大級の会計・ファイナンス特化型イベントです。単なる採用イベントではなく、業界の最前線で活躍するプロフェッショナルが集い、知見の共有やネットワーク構築を行う場として近年大きな注目を集めています。AGSは、パートナー企業としてスポンサードしました。会場には、現役のCFOから公認会計士を目指す学生まで幅広い層が訪れ、各社のブースのほか、IPO準備やM&A戦略などのテーマを議論するセッションへ足を運んでいました。

日時2026年7月5日(日)12:30~18:40
場所東京国際フォーラム
参加者1,328人(主催者発表)
AGSの登壇

セッション

グローバル会計人材の仕事術:多国籍チームを率い、世界で成果を出す方法

登壇者紹介

会計ファイナンス人材 Conference 2026 登壇者

生産性の低さや環境の違い…日系企業ならではの苦労話

セッションは登壇者の自己紹介から始まり、各々が事業会社としての海外との関わりや外資系企業での勤務経験、コンサルティングファームの立場からの現在地を語りました。AGSの廣渡は、日系企業の海外進出を後押しするため、アカウンティングのネットワークづくりを主導してきた経緯を説明。2022年に設立した日本発のネットワーク「ASTHOM partners(アストムパートナーズ)」が、2026年7月時点で17ヵ国52拠点をカバーする日本最大級のネットワークに成長したことを紹介しました。

生産性の低さや環境の違い…日系企業ならではの苦労話

ファシリテーターのCPA安藤氏は最初のテーマとして「海外進出で、日系企業が苦労することは何か」と切り出し、登壇者からは以下のような意見が聞かれました。

  • ヒューマノイドを含めAIロボットは、日系企業が世界相手に全く挑戦していない領域だ。日本人が全くいない環境で海外VCなどから資金調達する必要がある
  • 日系企業は資料の完成度を高めたり、根回しに時間をかけたりするが、海外では余計な仕事だと気づかされた。実際は数字を見せるだけで十分な議論ができた
  • 自分の仕事がうまくいかないことを、文化の違いや英語ができないといった環境のせいにしがち。会議でうまく発言できなくても、後日メールをするなど丁寧にコミュニケーションを取るべきである

生産性や環境の違いといった課題に言及があった一方、AGSの廣渡は日系企業の現状についてポジティブに評価しました。そのうえで「スタートアップの海外進出が本格化しており、日系企業も再挑戦のフェーズに突入した。日本企業は自らの良さをさらにアピールし、臆することなく世界へ打って出るべきだ」と力強く提言しました。

日本人ならではの強み。信頼できるパートナーになれ

登壇者が語った知見や苦労話を踏まえ、CPAの安藤氏は、海外進出を成功に導くポイントについて見解を尋ねました。登壇者で意見が一致したのは、日本人らしくまじめに丁寧に仕事するという点でした。海外での事業であっても、磨いてきたスタイルを貫き、信頼できるパートナーとして評価される行動を心掛けるべきだといいます。特にデータに基づく鋭い洞察力や複雑な議論を要約するスキルは、海外で高く評価される最大の武器になります。

日本人ならではの強み。信頼できるパートナーになれ

同時にAGSの廣渡は「引っ込み思案で遠慮がちな気質は改善すべきだ」と指摘します。会議中に自分の意見を堂々と発言したり、自主的に食事を含めたコミュニケーションをしたりする姿勢が欠かせないと話しました。別の登壇者は、多国籍チームのマネジメントを担った経験から「海外メンバーは個人主義的な部分があるため、組織のゴールを事前に伝えたうえで、評価の根拠をロジカルに提示することが重要だ」と実践的に助言していました。

グローバル会計人材が求められる時代へ

グローバル会計人材が求められる時代へ

セッションの最後は、登壇者それぞれからグローバルでの活躍を目指す参加者へ熱いエールが送られました。AGSの廣渡は「グローバルで勝負できる日本の会計ファイナンス人材は、圧倒的に不足しており、今がまさに狙い目。事業会社のCFOでも、日系企業の進出を後押しするAGSのような立場でも、エキサイティングな挑戦が待っているはずだ」と語りかけました。

他の登壇者も以下のようなメッセージを送りました。

  • FP&Aや公認会計士などの専門性は一種のグローバルランゲージといえ、圧倒的な強みだ。自分のライフタイムバリューを上げるつもりで挑戦してほしい
  • 海外進出をミッションに掲げる日系ITベンチャーも多い。ぜひ一緒になって、その先頭に立っていただきたい
  • 英語もできなかったが、若いうちにアメリカで勤務した。多様な人材のマネジメントや生産性の向上など、あらゆる経験が今に生きている

最後にCPAの安藤氏が、「AI時代だからこそ、現場で最終判断を下せるグローバルな会計ファイナンス人材が世界中で渇望されている。ぜひ一緒に盛り上げていきましょう」とあいさつ。会場は盛大な拍手に包まれ、セッションは幕を閉じました。AGSはこれからも、CPAなどパートナー企業とともに、グローバルで活躍する会計ファイナンス人材を応援してまいります。

AGSでは、日系企業の海外進出をはじめ、クロスボーダーM&Aや移転価格への対応など幅広く支援しています。世界17ヵ国52拠点あるアストムパートナーズのネットワークを含め、活躍するフィールドは多岐にわたります。会計ファイナンス人材として、グローバルでの働き方にご興味がある方は、ぜひAGSでのキャリアを検討していただければ幸いです。

グローバル会計人材が求められる時代へ

監修者

  • AGSmedia編集部

    株式会社AGSコンサルティング

    AGSmedia編集部

    AGS mediaでは、主にビジネスや税に関する情報、企業経営者との対談など、さまざまなコンテンツを専門家の視点で発信しています。