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株式会社AGSコンサルティング(Crowe Malaysia出向)
ジャパンデスク シニアマネージャー・公認会計士/中小企業診断士中村 大我
2018年、PwCあらた有限責任監査法人(アドバイザリー部)に入所。主に金融機関に対するIFRS/USGAAP移行支援、新規会計基準導入支援等の業務に携わる。
2023年、AGSコンサルティングシンガポールに入社。同年、Crowe Malaysiaに出向。日系企業の海外進出支援、内部統制支援、クロスボーダーの財務デューデリジェンスなどの総合的なサービスを提供している。
中村 大我 の監修記事一覧
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2024.01.16
「シンガポールVSマレーシア 海外進出の比較分析」
ASEANへの進出と言われてどういった国が思い浮かぶでしょうか。ASEANと一口に言っても、民族、宗教、国民性等に様々な違いがみられ、多様なビジネス環境が形成されています。 ASEANで日系企業が最も多く進出している微笑みの国タイ。ASEANで人口No1、世界最大のイスラム国家インドネシア。豊富な労働力により安定して高い経済成長率を誇るベトナム。ASEANトップの出生率を誇り、人口ボーナスに期待できるフィリピン。多様な文化が共存するASEANの優等生マレーシア。そして、1人当たりGDPアジアNo1、言わずと知れた経済大国シンガポール。 どの国もそれぞれの魅力があり個性豊かな国であるため、ASEAN進出にあたっては、各企業が自社の状況を考慮し、各国の労働力・市場の大きさ・物流の優位性・外資規制等あらゆるファクターを総合的に比較する必要があるかと思います。また、地域的な性質や業界特有の性質で比較されやすい国々があります。 マレーシアとシンガポールは元々一つの国であり、歴史的・経済的にも結びつきが強く、マレー半島に位置し地理的にも近いため、海外進出の際に比べられることの多い国です。 本記事では、私がマレーシア・シンガポールを拠点に当該国に進出している日系企業に会計・税務サービスを提供しているため、「シンガポールVSマレーシア 海外進出の比較分析」と題して、会計・税務の観点から両者の共通点及び相違点をお届けしたいと思います。
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2023.08.10
【シンガポール・EPビザ申請】新制度「COMPASS」の与える影響について
はじめに 2023年9月1日より、シンガポールのEmployment Pass(EP)の申請プロセスに係る新制度「COMPASS」(Complementarity Assessment Framework)が導入され、こ…
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