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【イベントレポート】TAKIBI & Co. Fes Tokyo 2026:幸せな事業承継を考える。創業者・後継者に必要な準備やベストタイミングとは?

TAKIBI & Co. Fes Tokyo 2026:幸せな事業承継を考える。創業者・後継者に必要な準備やベストタイミングとは?

2026年2月18日、AGSグループ(本社:東京都千代田区、代表者:虷澤篤志、廣渡嘉秀)が共創パートナーとして参加したイベント「TAKIBI & Co. Fes Tokyo(タキビコフェストーキョー)2026」が開催されました。本イベントは、事業変革を志す老舗企業と新産業創出を目指す新興企業の深い交流を目的としており、今回で2回目の開催です。イベント内の事業承継を扱ったセッションに、AGSコンサルティング代表取締役社長の廣渡嘉秀がリードスピーカーとして登壇。本記事では、事業承継のベストタイミングや、創業者・後継者に必要な準備に関する白熱した議論の様子をレポートします。事業承継に悩む経営者や後継者の皆さま、ぜひご覧ください。

TAKIBI & Co. Fes の開催概要

TAKIBI & Co. Fes の開催概要

「事業承継」「AI活用」「越境の価値」などのテーマを扱う計17セッションに、60名超のキープレイヤーが登壇しました。最前線を行くトップランナーによるクロストークのほか、登壇者と参加者が境界なく混じり合う交流会も開催されました。

日時 2026年2月18日(水)10:00~20:00
場所 東京ミッドタウン八重洲4・5階 POTLUCKスペース
登壇
セッション
幸せなサクセッション(事業承継) ~未来志向のガバナンスとは~
イベントの詳細はこちらをご確認ください

AGSグループは、業界や地域を超えて社会が抱える課題に取り組むタキビコのコンセプトに賛同し、2024年から共創パートナーとして活動に参加しています。

登壇者

加藤厚史氏(株式会社スターフロンツ 代表取締役、株式会社スタメン 創業者)

髙橋ゆき氏(株式会社ベアーズ 創業者・取締役副社長)

宮治勇輔氏(株式会社みやじ豚 代表取締役社長)

廣渡嘉秀(株式会社AGSコンサルティング 代表取締役社長)

創業者の引き際、後継者がグリップすべき領域

創業者の引き際、後継者がグリップすべき領域

冒頭、廣渡が「どんなタイミングで事業承継を考えるべきか」と聞くと、加藤氏は創業時から社長交代を考えていたと明らかにしました。ご自身の適性を「ゼロから立ち上げるのは得意だが、最後まで『完投』するタイプではない」と考え、早期に優秀な後継者に託す道を選んだといいます。事業承継にあたっては、以下の2つを実践。

  • 役員などに残らず、完全に手を引くこと
  • 新体制の自立を促すことを優先に考えること

スタートアップ企業では創業者が力を持ちやすいため、新しい社長がマネジメントしやすいように背中を押すことを意識したといいます。加藤氏の社長交代は、上場から2年余りの出来事です。素早い判断に驚いた表情の参加者もいました。

一方、後継者目線からは、実家の養豚業を継いだ宮治氏が、主体的かつ、なるべく早く事業に携わるべきだと訴えました。具体的な領域として、次の3点を挙げています。

  • 営業
  • お金周り(財務)
  • 採用

このうち、特に「採用」の重要性を強調しました。ここを怠ると、事業承継後の重要ポストにいるのは、先代が採用して育てた社員ばかりになり、経営上の判断などで足並みがそろわないリスクがあるといいます。そのため、後継者自ら採用の責任者に立候補して、将来の右腕となる人材を獲得する準備が必要だと話しました。

事業承継のタイミングは、事業規模や業種、会社の状況によっても異なりますが、登壇者の発言からは、創業者・後継者共に早めに動いて準備しておくべきというメッセージが伝わってきます。

互いに尊敬の念を持ち、会社の存在意義に立ち返る

互いに尊敬の念を持ち、会社の存在意義に立ち返る

創業者は会社への思い入れが強く、「最後まで自分がやり続ける」という意志を持っているケースも珍しくありません。ただ、創業者しかあらゆる判断ができない仕組みは、事業を続ける上でリスクになります。家事代行サービスを夫婦で創業した髙橋氏によると、重要なのは「トップがいなくても会社が回る体制づくり」だと指摘します。聴衆に向けて「自分の役割をたった1人に継がせる必要はない。複数人で分担すればいい」と助言しました。髙橋氏自身も、丁寧なマイクロマネジメントを実践しているといい、会場は深くうなずいて聞き入ります。
白熱した議論の終盤に、登壇者が一致したキーワードがありました。

「創業者と後継者は互いに尊敬の念を持つ」

創業者は、過去の成功体験に固執せず、新しい視点を吹き込んでくれる後継者に期待をする。一方で、後継者は、先代が築いてきたものが事業の根幹であり、改善点があったとしてもこれまでの功績に感謝する。こうした相互理解がスムーズな事業承継に必要だといいます。

それでも当事者間で対立が起きた場合、髙橋氏は、「何のためにこの会社があるのか」という基本理念に立ち返って考える姿勢が大切だと指摘し、世の中に提供すべき幸福から物事を捉える「Start With Happiness」を実践してはどうかと語り掛けました。変化の激しい時代にも揺るがない存在意義を考えることは、今後ますます重要性を増していきそうです。廣渡が締めくくりとして「事業承継に悩む方々にとって、ヒントになれば幸いです」とあいさつすると、会場は大きな拍手に包まれました。

事業承継は高齢化時代の共通課題に

事業承継は高齢化時代の共通課題に

現在、経営者の高齢化や事業環境の変化が一層進み、事業承継は避けて通れない共通課題となっています。本セッションが終わると、参加者同士が名刺交換や意見交換をするなど熱量の高さがうかがえました。登壇者から早めの準備が重要であることや、創業者と後継者に求められる心構えが語られ、多くの参加者が刺激を受けた様子でした。

事業承継にあたっては、親族外承継やM&Aなど選択肢が多様化しており、後継者の育成計画(サクセッションプラン)も含め、長期的な計画と緻密な実行プランが欠かせません。AGSグループは、承継計画の策定やサクセッションプランの作成など、年間約580件の事業承継の支援実績に基づきお客様の状況に沿った戦略をスピーディに提案いたします。事業承継に関するお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。

私たちは、これからもマネジメントサービスの提供を通じて、お客様の成長をはじめ、地域社会の発展に貢献してまいります。

本件に関する問い合わせ先

AGSグループ 広報室
Mail:pr@agsc.co.jp