上場企業は、株式市場で株式の取引が日々行われており、客観的な株価が形成されていると考えられます。株式市場で形成される取引価額がその会社の時価を表すため、非常に分かりやすいです。 一方、非上場企業の場合、その株式についての市場価格が存在しないため、客観的な時価総額が分かりません。非上場企業のM&Aや新株発行による資金調達をする際には、企業価値評価が必要です。本稿では、どのようなときに、どのような目的で、どのような手法で企業価値評価をするのかについて解説します。